正常な組織からがんまでの段階

線種は正常な組織とどれくらい違っているかによって、軽度異型、中等度異型、高度異型という3段階に分かれます。
これが線種の異型度で、異型度が強くなるほどがんに近づいた状態です。
正式な病理診断の結果は次の5つの項目に分かれます。

1、正常
2、炎症性の変化が見られる
3、腫瘍性で軽度、または中等度の異型=線種
4、腫瘍性で高度の異型、またはがんを疑うもの=線種とがんの一部
5、明らかながん

1の項目なら心配は無し、5ならばがん、その中間に位置しているのが線種です。
線種は異型度が強くなれば、よりがんに近くなり、またがんになる危険性も高いといえます。
線種が大きくなればなるほど、異型度は強くなる傾向があるので、ここでも線種の大きさは一つの目安になります。
しかし、これだけ項目が多くなると医師が診断を下すのはとても難しいものになります。
特に3,4等の項目はとても判断が難しいとされていて、同じ状態であっても検査する病理医によって、がん早期がん)と診断される場合と腫瘍と診断される場合があります。
これは医師や更には国によっても考え方が変わってしまいます。

しかし、高度異型の線種は極めてがんに近い状態とみなし、早期がんと同じように扱われ摘出されます。
診断名は違っていても結果としては同じ治療が行われます。
この点での診断名の違いは治療内容にはほとんど影響しないのでそれほと神経質になる事はありません。

ちなみにがん保険に加入する場合は線種内がん(線種の一部ががん化した状態)や粘膜内がん(粘膜内にがんが留まっている状態)でも保険が下りるかどうかを確認するようにしましょう。


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