どういう線種ならば摘出が必要なのでしょうか。
以前は全ての線種は摘出される方向で考えられていましたが、現在はがん化が高いものにしぼって選択的に摘出するという考え方に変わってきています。
日本では6mm以上の大きさのポリープが摘出対象となっています。
治療対象として考える場合には、どの大きさになるとがんが含まれる可能性が高いか、というよりもどれくらいの大きさなら放置しても大丈夫なのかが問題となります。
世界では5mm以下の線種ならばがんになる可能性も、がんが含まれる可能性も極めて低いとされています。
がんにはmがんとsmがんがあります。
mがんとは粘膜内に留まるがんで、smがんはもう少し下の粘膜まで食い込んだがんです。
いずれも早期がんですが、1cmを超えるとはがん化している線種は急激に増えます。
調査では5mm以下の線種にはほとんどがん化してるもが見られません。
しかし6~10mmの大きさになると線種も多いのですが、がん化した組織も5mm以下の線種に比べて3倍以上の多さに跳ね上がります。
したがってポリープの大きさが6mm以上が摘出対象となるわけです。
5mm以下の線種に関しては放置して検査で経過を観察する方向になっています。
ただし、平坦型で陥没のあるものや、いびつである等、特殊なタイプのものは5mm以下でも発見され次第摘出するのが原則になっています。
« ポリープと無関係の大腸がん | トップページ | ポリープ切除で大腸がんの発生率は低下 »