大腸にできたポリープが良性の線種か、一部でもがん化してるかは本人にとっても非常に気になる所です。
しかし、専門家にとってもこの二つの間は限りなく不透明に近く、線種かがんかを区別するのは極めて難しくなっています。
では、がんは正常な組織とどう違うのでしょうか。
医学に少し通じた人なら、細胞が無制限に増殖してコブのように大きくなる、他の臓器や組織に転移する、といった考えになると思います。
これもがんの特徴の一つです。
しかし、専門家ががんと判断する時はこぶ状になった組織や細胞の姿が正常の組織や細胞とどれくらい違うのかというのを判断基準としています。
これを「異型度」といいます。
実際には内視鏡等でとってきた組織を顕微鏡で病理検査し、その形を見てから診断します。
これを「病理診断」といいます。
正常な細胞は全て同じような形をしていて、一定の秩序に従って並んでいます。
ここでがんになると細胞がゆがんだり、遺伝子を格納している核が大きくなっていたりと、細胞の形は変化します。
並び方にも秩序が失われ、細胞同士がくっついてしまっていたり、はみ出していたりと組織の構造がめちゃくちゃになっているのです。
それで無制限に増えて、こぶを作ったり、他の組織に食い込んでいくのです。
しかし、実際には正常な組織とがんははっきりと分かれる訳ではありません。
その間にいくつかの変化の段階があります。
線種もその段階の一つに含まれているのです。
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